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スモークチキンの製造(熱帯資源科)

熱帯資源科の科目「総合実習」(1年生)でスモークチキンの製造を行いました。肉用鶏(品種名:チャンキー)は、ふ化後、約50日で食肉として加工することができます。熱帯資源科では、この50日の飼育期間を通して、エサあげ(給餌管理)、清掃(衛生管理)、体重測定(健康管理)など多くを学ぶことができます。ヒヨコの状態から、食肉になるまで一日も欠かさず側にいるからこそ命のありがたみや「いただきます」の言葉の重みをダイレクトに感じることができます。命を頂いていることへの感謝と、食品製造の意義に向き合いながら今年は、250羽のスモークチキンを製造し、販売することができました。
これからも、香り高くおいしい熱帯資源科のスモークチキンをどうぞよろしくお願いします。

熱帯資源科に肉用鶏のヒナがやってきました。ここから、命を預かる50日間が始まります。

責任を持ち飼育した50日を経て、食品加工の工程に移ります。

「放血」→「脱羽」→「中抜き」を経て精肉として形を変えていきます。温度と時間を厳しくチェックします。

「塩漬」→「塩抜き」→「整形」の流れで、衛生管理を徹底しながらも、手際よく進めていきます。

整形後は均等な間隔で吊し、「燻煙」係に預けます。

約3時間かけじっくり燻煙し、香り高いスモークチキンになりました。

製品チェックを行います。製品(食品)の放置厳禁で、素早く「ラッピング」係に預けます。

「ラッピング」係が慎重に真空包装を行います。

多くの過程を経てスモークチキンが完成しました。おいしさの裏側にある「感謝」と「責任感」を私たちは忘れません。