造園や土木の分野では、基礎技術として「測量」が重要な役割を果たします。造園科では1年次に、基本的な測量技術を学ぶ授業があり、その中でも特に基礎的で理解しやすい「平板測量」に取り組みました。
実習では、器具や機器の名称・役割・操作方法、そして面積の求め方などを一通り学習し、その集大成として「平板測量競技会」を実施しました。
外業では、放射法による平板測量と巻き尺を使ったオフセット測量を行いました。内業では、得られた図面や距離情報をもとに、三斜法・三辺法を用いて面積を計算しました。競技会では、作業時間や誤差・較差などを基準に順位を決定しました。
外業では、アリダードによる定位と巻き尺で測定した距離をもとに、平板上に測点を記録します。生徒同士の連携が求められ、確認の声や指示が飛び交う中、真剣に取り組む姿が印象的でした。
内業では、外業で得た情報をもとに、定規を使って丁寧に図面を作成し、三角スケールで距離を測定、電卓を使って三斜法・三辺法による面積計算を行いました。
今回の平板測量競技会では、他グループとの競争の中で、生徒たちが想像以上に真剣に取り組む姿が見られ、学びの深さと意欲の高さを感じることができました。
造園科の最近の記事
資格名「3級造園技能検定試験」
造園科においては、明日の産業を担うスペシャリストの育成を目指して職業資格取得に取り組んでいます。造園作業において必要とされる知識・技術の習得を目的として「3級造園技能検定試験」に取り組みました。
2年生では、造園の専門科目である「造園植栽」「造園計画」「造園施工管理」を学び、造園業のスペシャリストとして本格的に造園について学習します。「3級造園技能検定試験」は、「造園業」に直結する資格で、樹木の名前、造園の歴史や造園材料等の知識、図面に記された坪庭を実際に施工する技術が一定以上に達した者だけが合格します。試験当日は、真剣な態度で取り組んでいました。(令和7年7月23日試験実施)
作業内容
「丸太や唐竹を指示された寸法に切断し、1.5m×2.0mの区画内に図面通りに造園作業を行っていきます。竹垣や敷石を設置、植栽を植え付け、完成となります。制限時間2時間で完成となります。」
造園科1年生は、4月から7月にかけて「農業と環境」の授業において、スイートコーンの栽培に関するプロジェクト学習に取り組みました。
共通テーマは『大きくて甘〜いスイートコーン』とし、間引きや施肥、摘果などの栽培管理によって、収穫物の重量や糖度にどのような違いが出るかを比較実験栽培を行いました。
生育調査や記録、除草などの農場実習にも真剣に取り組み、日々の管理を怠ることなく努力を重ねました。
収穫時には、重量の計測や糖度の調査も行い、自分たちが育てたスイートコーンを客観的に評価することができました。
その結果、重量こそそれほど大きくはなかったものの、糖度は20.4度と非常に甘いスイートコーンを収穫することができました。
最後には、クラス全体で情報を共有し、学びをまとめることができ、充実した1学期を締めくくることができました。
造園科では、明日の産業を担うスペシャリストの育成を目指して職業資格取得に取り組んでいます。今回は、3年生がその一環として資格取得に挑戦しました。
講習は学科と実技にわかれており、学科では車両系建設機械に関する知識、原動機及び油圧装置について学びました。特に安全運転の心得や過去の災害事例については重要な学びとして理解を深めました。
実技では、走行の操作・運搬、堀削(くっさく)整地操作を修得しました。人の命や安全に関わる資格であるため、生徒たちは普段以上に集中し、真剣な表情で取り組んでいました。また、運転操作の上達も早く、いつもより目が輝き楽しそうな様子が見られ、全員合格しました!!!
造園科では科目「造園施工管理」の授業をとおして実践的な造園技術の習得に取り組んでいます。中でも作庭における竹垣製作技術の習得は重要な学びの一つです。
これまでに「3級造園技能検定」に挑戦し、四つ目垣の作り方を学んできました。今回はその竹垣製作の一環として、鉄砲垣の製作を行いました。
竹垣製作では、竹の長さや高さに注意を払いながら、竹の正面を合わせたり、シュロ縄での結びを行ったりと最初は慣れない作業でしたが、ひとつひとつ丁寧に行うことで完成させることができました。完成後は、それぞれの竹垣の出来映えを披露したり、頑張った点などをアピールすることができました。
6月18日(水)沖縄県庁職員が来校し、沖縄県の公務員初級土木職についての説明会が行われ、造園科から1年生7名、2年生8名が参加しました。進路について早い段階から考え、準備をすることはとても大切です。公務員の仕事について理解を深め、進路選択に幅を広げることができます。
説明会では、沖縄県の土木職の仕事内容や役割、勤務状況について詳しく紹介されました。また、給料や休暇、福利厚生についても説明がありました。
生徒達は真剣な表情で話を聞き関心を持っている様子でした。今回の説明会で得た知識や気づきを今後の学校生活や進路選択に活かしてほしいと思います。
造園科では科目「造園施工管理」の授業をとおして実践的な造園技術の習得に取り組んでいます。中でも基本的な剪定技術の習得は重要な学びの一つです。
これまでに「3級造園技能検定」に挑戦し、竹垣の作り方や芝生の設置などさまざま技術を学んできました。今回はその一環として、校内の樹木の剪定実習を行いました。
剪定では、枝の長さや形に注意を払いながら、どこを切るべきかを慎重に見極めます。最初は緊張しながらの作業でしたが、ひとつひとつ丁寧に切りそろえていくうちに、徐々に慣れ、テンポ良く進めることができました。
実習中は怪我や事故にも十分注意を払い、最後の片付けまでクラス全員で協力して取り組みました。剪定を終えたクロキを見上げた時には、大きな達成感と満足感を得ることができました。
造園科では高校2年生から本格的に造園に関する専門的な知識と技術学びます。1年生では野菜と草花に関する基本的な授業を受け、小菊の盆栽作りにも取り組みます。この盆栽作りをとおして、造園に必要な樹木の型や枝の配置を学ぶことができます。
12月の農業祭に合わせて開花するよう計画しています。今後も成長の様子を報告していきます。
※昨年度の盆景仕立てと即売会の様子
造園科・「スイートコーンの収穫実習」(令和7年度入学生)
本校に入学し、農業の最大の喜びを体験するため、「スイートコーンの収穫実習」を行いました。真新しい実習服を着用し、晴れやかな気持ちの中、圃場でスイートコーンの収穫を行いました。 事前に収穫の目安を学び、実際のスイートコーンを悩みながら選別し、収穫しました。調整しながら、実入りの良いものやそうでないものを選別し、袋詰めを行いました。また、試食し、作物の甘さを感じながら作物の出来を確認することができました。
収穫のタイミングや選別の難しさを感じながらも、クラスメイトと協力した実習では達成感を感じることができました。目標を達成する喜びを共有できたことは、今後の学びにも大いに役立つはずです。
3級造園技能検定の練習
造園科においては、明日の産業を担うスペシャリストの育成を目指して職業資格取得に取り組んでいます。造園作業において必要とされる知識・技術の習得を目的として「3級造園技能検定試験」に取り組みます。
2年生は、はじめて丸太や竹を専用のノコギリで指示通りに切断し、竹垣の製作を行いました。